私の感情

元うつ病の浪費家が、ミニマリストを目指す物語。思考や感情がメイン。

感情日記6 ~同僚の話~

私には苦手な同僚がいる。

誤解しないでほしいが、「嫌い」では無い。
自分とは考え方や性格が違うので、その人の起こす行動や会話があまり出来ないため、苦手なのである。

ただ、昔はそのような人を「嫌い」と決めつけてしまっていたので、私も少しは成長したのではないかと思う。

この人は自分と違うだけ。この人はこの人の価値観や考え方がある。私の価値観が皆と同じなわけない。私とは合わないだけだと。

このような考え方になったのが、結婚したことが大きかった。
私の結婚相手は自分とは真逆の人間であり、これを受け入れるのに相当な時間を要した。というか今でも、新たな発見も多々ある。こんなに理解できない人間も存在するのかということを身近で目の当たりにしたことが大きい。

 

私は多分人より、「気にしすぎる」「考えすぎる」性格である。

これは、今まで散々人から言われたからそう思うのであり、自分ではこれが普通なので、逆になんでこれが気にならないの?なんでもっと考えないの?と思ってしまう。

 

前置きが長くなったが、そのような性格の私は、仕事において一番身近な存在の同僚の行動や会話が「気になりすぎる」のである。

しかし、立場としては「同期」にあたるが、私は中途で入ったため、年齢は私より下である。そのような立場なので、妙に注意しにくい存在であり、またその人自身の作り出す雰囲気も注意しにくい感じの人なのである。要するに「扱いづらい」。ただ、一緒に仕事をすることが多々あり、席も隣なので、気にせずとも無意識で気になってしまう。

 

昨日、知っている人もいれば知らない人もいるというようなメンバーで仕事をすることになった。まぁ昨今話題のワクチン職域接種だ。
私の職場でも職域接種を行う。その為毎日違うメンバーとその業務にあたっている。といっても今週から始まったばかりであり、私は初めてその業務に当たるのだった。その日のメンバーの中で、この業務の経験があるのが「同僚」だけだった。あとは皆私と同じく初めてだった。

その場合どうする?私であれば、こここうやった方がやりやすいですよ~とか、これ伝えに行ってきますねなど、率先して指示するだろう。
しかし、その人は何も言わない。というかこちらからの指示を待っている感じだ。いやいや、むしろこっちはわからないのに、私に聞かれてもわからんよ?むしろ教えてくれなきゃ。

また、これって誰に伝えたらいいの?って聞くと、〇〇に居る人に伝えたらいいよ。って言われて、〇〇ってどこ?と聞くと、ここからこう行ってこう。と道を教えるだけだ。そんなに今業務忙しくないんだから、「じゃあ一緒に行こう」とか、「私が伝えてくるよ」とか言わない。「聞かれたことだけを言うだけ。」聞かれたことに対して、その人がどうゆう意図で聞いているのか、その人はこうしてほしいのかな等の、言葉の裏側にある気持ちを全く読み取らないのだ。まぁ簡単に言うと「空気が読めない」。

また、その日の業務が終了したが、明日の人に引き継ぐ事項があり、その事について皆で話し合っていた。そしたら、そのメンバーの一人が、「私、明日もこの業務担当なので、覚えてきますね!」と言ってくれた。それで、じゃあよろしくね~となり解散した。
自分のデスクに帰ってきて、その「同僚」が、その周りの人と、今日の職域接種業務の話しているのが聞こえてきて、「同僚」が「引き継ぐことがあったんですけど、私明日も業務担当なので、大丈夫です~」と言っていた。
え?明日当たっているの?じゃあ、なんでその業務中に他の人が「私、明日の業務なので~」と言った時に、「あ、私も入っているので~」みたいに言わなかった?私は関係ないみたいな顔してたけど?その人に引き継ぐこと全部伝えたよね?その時あなたどう思ってたの?普通、私も明日入ってるから一緒に覚えておこうね!という気持ちにならない?いや、心の中ではなってるのか?え、良くわからん!

という感じに思ってしまう。
本当に些細なことだ。これで、何か大きなミスがあるとかそういうことでは無い。
多分これを誰かに言うと、「考えすぎ」「気にしすぎ」と言われるのかもしれない。だが、気になることは気になる。仕方がない。

 

次に、その「同僚」に彼氏が出来た時の話。
その彼氏を選んだ理由を聞いていた時に、1つの理由として「同僚」が、「家も近かったから、いいかな~と思った」と言った。
私は「どこらへんなの?電車が同じ沿線とか?」と聞いたら、「同僚」が、「いや、そこまで近いとかでは無いけど、関東ではないねん」と言った。(私は関西に住んでます)

また私はえ?となった。いや、うん。「家近い」って言われて、「関東」やとは思わんよ。「関西」と思うよ。その中でも同じ市内とか電車で行きやすいとかそういうことかと思うやん?まさかそこで、「関東ではない」って言葉が出てくるとは思わんよ。びっくりしてる・・・。って感じだった。

まぁでもこれは私の感覚であって、「関東ではない」だけで、その「同僚」は「家が近い」と思うのかもしれない。

 

そのような価値観のズレが大いにあり、私はその同僚が苦手なのである。
そして、その同僚と毎日顔を合わせて、一緒に仕事をしていくことはやはり「しんどい」と思ってしまう。まぁ「同僚」も同じことを思っているかもしれないが。

 

 

ではまた。