感情日記7 ~HSPの話~
私は多分HSPという部類に入るのだろう。
HSPとは簡単にいうと「繊細すぎる人」だ。私が「繊細すぎる」のかどうかは正直わからない。なぜなら私はそれが「普通」だからだ。しかし、身近な人からHSPだと言われるので、そうかもしれない。
HSPの人に対して、私はなんとも思わない。
ただ、初対面やあまり関係性が無いのに、「私HSPだから~」と言って来る人は苦手だ。というか正直嫌いだ。SNSなどでHSPを公言している人も苦手だ。
有名な人がHSPであることを公言することは良いと思う。「こんなに有名な人もHSPなんだ!私もHSPだから元気づけられる!」という場合もあると思うからだ。
しかし、私たちがHSPを公言するのは、「私HSPだから繊細なんです!」というアピールにどうしても見えてしまう。そうじゃ無いのなら申し訳無い。これは私自身がHSPだからこそ気にしてしまうのかもしれないが。
私はHSPであることを知っていほしいと思わない。もちろん、家族や親友であれば知ってもらうことは大事だと思う。そんなに深い関係の無い人にHSPであることを知らせる必要はあるのか?何かメリットがある?ないよね?じゃあただの自分のアピールだけだよね?と思ってしまうのだが、これは私が卑屈なだけなんだろうか・・・。
一番初めに初対面でHSPだと言われたのは、結婚相手の両親に初めて挨拶した時だ。
まさか過ぎるが、結婚相手の父親に「俺HSPだから」と言われた。
その瞬間、「この父親無理」と思った。もちろんその場ではちゃんと対応したけどね。
卑屈は私は、これはなんかのマウントか?俺は繊細だから、丁寧に扱えよということか?というか、初対面&あんたの息子の結婚相手に言うか普通?そんな心遣いも出来ない奴本当にHSPか?と思った。
もし、初対面なのにもう家族と同じくらいだと思ってくれて、告白してみた。とかなら申し訳ない。だが、そんな感じには見えなかったし、「ザ・亭主関白」といった父親だった。
結婚相手の父親にこんなこと思いたく無かった。でも残念なことに私の苦手としている人だった。でもまぁこれは仕方が無い。これから、この父親とは最低限の付き合いしかしないでおこうと心に誓った。
友達にSNSでHSPを発信している人がいる。綺麗な風景とかを載せて、HSPな私を長々と書いている。自分の写真も載せたりしている。
私はそんな人がHSPだとは思えない。
私であれば、この写真載せたらイキってるって思われないかな?HSPっていうことで、何繊細アピっとんねんって思われないかな?自分単独の写真とか絶対無理。自分好きやなこいつって思われないかな?などと考えてしまい、何も出来ない。
もちろん、このようなことを克服して、私はHSPでいいんだ!私は私を受け入れていこう!そして、一人でも私と同じHSPの人の苦しみを皆に共有できたら!と思っているのかもしれない。いや、多分そうなのだろう。
それであれば、私はまだその境地には達していない。そしてそのような事をSNSで発信することによって、やめてくれ・・・そっとしてくれ・・・と思っているHSPも居る事を忘れないで欲しい。
まだまだミニマリストへの道は遠い・・・。
ではまた。